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★身近な星★

太陽

たまに夜、星空を見上げて宇宙の壮大さとかを感じるかもしれないけど、
もっと身近なとこにも宇宙の壮大さを感じるところがある。

それは太陽!

この太陽があるおかげで地球が存在できるわけだけど、
あまりこの星について知ってる人はいないんじゃないかな?

例えば
太陽は何が燃えてるの?とか、
いつまで燃えつづけるの?とか、
酸素が無いのになぜ燃えてるの?とか。

その太陽の凄いとこの一部を教えちゃいましょう。

太陽は1秒間に500万トン程度の質量が消滅してます。
ようするに普通の車で300万台分の質量が1秒間でなくなってるのです。
放出して宇宙空間に散らばっていってるんじゃなくて、
ホントに消滅してるの。

じゃあその質量はどこにいってしまうのか?
それはエネルギー。
つまり光、熱、X線といったやつ。

かの有名なアインシュタインが発見した
E = mc2 (E:エネルギー m:質量 c:光速度)
つまり
エネルギー = 質量
という法則がある。

この法則は
1gの質量がエネルギーに変わって消滅すると
1.5億kcalのエネルギーがでるってことをあらわしてる。

簡単に言うと
1gの質量が消滅すると、
3000トンの石炭を燃やしたのと同じエネルギーがでるってはなし。

1gでそんだけのエネルギーがでるのに500万トンとは途方もない...
しかもそれがたったの1秒で...

そんなに減って大丈夫か?と思うかもしれないけれども、
10億年かかっても太陽全体の質量の1万分の1がなくなるだけのこと。
微々たるもの...
そんな重さやエネルギーに比べたら人間なんて見えない存在だな。

壮大な太陽

じゃあなんでそんなエネルギーが出てるのか?
その前に太陽は何で出来てるかというと、73%が水素。25%がヘリウム。
太陽の中心部の温度は1500万度。
そこでは高い圧力(2,400億気圧)と高い温度のため、
水素と水素の核同士がぶつかり合って、ヘリウムに変わっていく。
これが核融合という反応で、莫大なエネルギーが出る。
この反応がず〜っと起こってるから毎日せっせとエネルギーを地球まで送ってこれるわけ。

地球上で水素を燃やすとのは全然違う。
水素を燃やすと水素と酸素がくっついて水になる。
これはこれでよく燃えるけど、これはただの化学反応。
だから水を分解すれば簡単に水素と酸素に別れる。
核融合反応は水素と水素が融合してヘリウムになって、化学反応とは桁が違うエネルギーを出す。
そしてヘリウムという全く別の物質になってるから元には戻らない。
水素と水素が融合するのだから酸素はいらないの。

ちなみに木星は太陽になり損ねた惑星で、
あとちょっと重かったら(今の70倍)中心部の温度が上がり、
核融合反応が起こり、光り輝くことになってたかもしれない。

こんなすごい太陽でもいつかは寿命が来る。
核融合してると水素が減って、ヘリウムが増えてくる。
すると中心部のヘリウムを反応させることが出来ないため、だんだん冷えてくる。
冷えると収縮しだす。収縮すると温度が上がり、その熱が太陽の外層にゆき、外層が膨張する。
膨張すれば外層の温度が下がり、赤い色になる。
これが赤色巨星ってやつ。
こうなると、地球のところまで太陽は大きくなってるから、地球も太陽と一緒に死んでしまう。
これはあと50億年後くらいの話。
だから地球の生物はいつかは宇宙に脱出しないと絶滅してしまう。
今の技術じゃ無理だけど、いつかは太陽系以外の惑星に地球上生物は行くのかな?
そもそも50億年後に人間はいるのかな?

こんな非現実で、すごいことが目で見える所で起こっていると考えるだけで、
すげ〜って感じるし、素敵なことだと思う。
夜空を見上げれば、今にも消えそうなくらいの星が沢山見える。
小さな点に見える星も、太陽と同じように膨大なエネルギーを出しながら光ってる。
向こうから見ればこっちも点の存在。
宇宙は広大ってコト。
人類はその広大なところの点に住んでいる。

源

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