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NISMO GT LSD Pro 交換

R34スカイラインのターボ車はノーマルでビスカスLSDが付いてる。
(中期以降はヘリカルLSD)
自分が買った34はフルノーマルで、LSDもビスカスのまま。
これで山道走ったり、サーキット走ったり、ドリフトしたりした。
で、このビスカスLSDはだめだって思った。
まったく効いてない。
山道のヘアピンの立ち上がりでアクセル踏むと、
イン側のタイヤが空回りで加速しない。
カーブ曲がってるときも、ちょっと踏むとイン側が空回り。
一応ドリフトはできるけど、やりにくいし、
360度ターンとか無理やりじゃないとできなかった。
停止状態からのアクセルターンなんか不可能だった。

そういう不満がかなりあったので、
機械式LSDを入れることにした。
いろいろ悩んだ結果、↓コレを選んだ。
新品の機械式LSD。意外と重い。
NISMOの「GT L.S.D. Pro」って2Wayの機械式LSD。取り付けに必要な部品は全部ついてる。

取り付け

で、取り付けだけど、
LSDなんて自分で取り付ける技術も、道具もないのでショップへおねがいしました。
まずは車体を持ち上げる。
ぺろをリフトアップ。リフト欲しい。
こんなリフトを個人的にほしい。

シャフト類をはずしていく。
車体が持ち上がったら、ドライブシャフト、プロペラシャフトを繋いでるボルトをはずす。
自分は見たり、話したり、写真撮ったりしてただけ。

次はデフケースをおろす
ボルトが外れたのでシャフトがぶらぶら状態。
これでデフケースを下ろす。

パンドラの箱を開ける
デフケースを下ろし、あけてみる。
汚いオイルだ...
これはビスカスLSD

メカニカルな感じが素敵
機械式LSDに組み替えた後。
まだきれい。
このLSDはイニシャルトルクが3段階で切り替えられる。
今回は店員さんのお勧めで最強にした。

開けたら閉める。これはマナー。
オイルを入れて、ふたを閉める。

デフケースの取り付け
あとは取り付け。
これはかなり重い。
見てるだけだけど。

取り付け完了
ネジも締めて取り付け完了。
見た目はなにもかわらない。

回転チェック
リフトアップしたままタイヤを回し、不具合がないかチェックする。

取り付け後

リフトから降ろし、実走チェック。
これは自分で。
初めての機械式LSD装着車にワクワクドキドキする。
まずはバックで方向転換。
ここで何じゃこりゃって感じ。
左右の後輪が一本の棒でつながってる感じ。
そして、公道にでて、最初の交差点でなんじゃこりゃって感じ。
それまでの感覚のハンドル舵角じゃ曲がらない。
そして直進性があがったため、ハンドルが重くなった。
鈍感な人でもわかる位、違う。
最初の感想はこんな感じ。

取り付け後、通勤や街乗りや山道で乗ってみた。
2Wayのため、アクセル踏んでる時と、エンブレがかかってるときにLSDが効く。
カーブの途中でアクセルを踏むとラインが膨らんでいく。
アクセルを離しても膨らんでいく。
クラッチを切ると、その瞬間ハンドルを切ったほうに曲がっていく。
とにかく加速トルクでも減速トルクでもかかってるときはデフがロックしてる感じ。
だからカーブの途中でクラッチ切ってシフトアップとかすると車の動きがギクシャクする。
なんて乗りにくいんだと思った。

取り付け後、慣らしも終わってLSDのプレートも馴染んでくると、
取り付け直後のギクシャクした感じはだいぶ減った。
イニシャルトルクも落ち着いたみたいで、
最初の頃より効きはマイルドになった。
街乗りの乗りにくさも減った。

ドリフトもやってみた。
山道だと、今までみたいにイン側のタイヤが空転するということは無くなった。
トラクションがかかるようにはなった。
けど、ノーマルの足回りだとバランスが良くないみたい。
ジムカーナもやってみたけど、ノーマルの足回りだとグニャグニャした感じで、走りにくかった。
車の動きに100%の信頼が置けない感じ。

その後、車高調もいれた。
これでかなりいい感じになった。
どこでドリフトしても、不意に滑ってもどうにでも対処できる感じ。
やっぱりなんでもバランスだなと思った。

機械式LSDで簡単ドリフト
機械式LSDのおかげでこんなドリフトもコントロールしやすい。

機械式LSDはドリフトするとかサーキット走るなら取り付けるのがお勧め。
街乗りだけなら必要ないな。
LSD装着後は360度ターンも簡単にできるし、
無駄な空転も減ったからアクセル開度も減った。
ドリフトもスライドさせながら前に進んで行ってくれるようになった。
それにドリフトのコントロールも簡単になった。
そんな感じ。
万人向けじゃないけど、走りに効果があるパーツ。

その後

その後、1年ほどLSDを使ってきた。
ドリフトもやりやすいし、思ったとおりに滑らせたり、
加速させたりできるようになったけど、
ひとつだけ不満があった。
それは、LSDのロック率を自分がコントロールできないってこと。
これはイニシャルトルクを1番強いやつにしてたためで、
ちょっとでもLSDにトルクをかける(アクセルを踏むか離す)とデフロック状態。
その中間ってのがほとんど無い感じかな。
(クラッチで言えば半クラがほとんど無い感じ。いきなりドカンってつながる感じかな。)
イニシャルトルクは高ければいいってわけじゃなくて、
走るステージに合ったのを選んだほうがいいなって思う。
イニシャルトルクは強すぎると車のあちこちに負担を掛けるし、乗り心地も落ちる。
オイルの相性によっては、かなりドカンとかバキとかドンとかなってて、かなりの不快感も。
長く34に乗りたいし、車を傷めるのはいやなので、イニシャルトルクを下げることにした。
NISMOのGT L.S.D Proは3段階でイニシャルトルクを設定できる。
設定はHIGH(14kgfm)、MIDDILE(8.5kgmf)、LOW(6.5kgfm)の3つ。
でMIDDLEかLOWのどっちに下げるかで悩んだ。
どうせ下げるなら、一番下げて変化を楽しもうって思った。
というわけで、取り付けてもらったお店でやってもらった。
工賃は5千円。

結果、いい!
乗り心地はアップ。
そしてLSDの効きがマイルドになった。
アクセルを踏んだ分だけLSDが効く感じ。
自分がコントロールする余地がかなりできた。
ドリフトもやってみた。
山道とかカーブを軽くドリフトだけど、かなりやりやすくなった。
車の向きを変えやすくなった感じ。
もし、デフが効き過ぎて乗りにくいとか、
もうすこしLSDのコントロール幅を広げたいとか思ってるなら、
思い切ってイニシャルトルクを下げるのがお勧め。
それにLSDのオーバーホールも1、2回浮くからお得。
ドリフトは楽しくてやめられない

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